Baby's breath

気まぐれに 気ままに 呟いています

渡されたバトン

先月、加入している保険会社から
今月1日で保険の払い込みが終了するとの最終案内が届きました


この保険は、私が二十代半ばに働いていた会社に出入りされていた
保険の外交員の女性から勧められ加入したものです


当時は払込みが完了する頃の自分なんて想像も出来ず;
かなり未来のように感じていましたが…
それがいつの間にか‶現在″に…;


長かったような…短かったような…複雑な気持ち


加入した保険は、将来払込満了時の時点で
そのまま‶保険を継続″するか、もしくは‶確定年金へ移行″するかを
選択出来る保険でして…
つまり、今回の案内は、その返答を求められていた案内でした


契約当時の私といえば、まだ独身でしたし
正直なところ、病気や怪我はともかく
年金の話をされても全く実感がなく
最初はあまり興味がなかったのです;
でも外交員の方の上手な営業トークもあり
‶まぁいずれ入るつもりなのだから″と加入したものでした


でも、この保険…
予定利率が5.5%という今ではあり得ない数値らしく(今はほぼ0?)
こういう保険は‶お宝保険″と呼ばれる保険だったようで…
あの時に入っておいたのは大正解だったのです


確かその営業の方、当時「定年間近」とおっしゃっていたので
年齢は今の私ぐらいだったのではないかと思います
だからこそ、老後を見据えたプランを、我が事のように親身になって
私に提案してくれたのかなと思います(涙)


今でこそ‶年金問題″は若い人でも身近な関心事になっていますが
当時は情報手段も少ないですし
年金の心配をしている若者って
少なくても私の周りには殆どいなかった?ので;(恐るべしバブル)
そんな私に色々アドバイスしてくれたことは
本当に有難いことだったと思います(感謝)


結婚して子供が産まれた頃・・・
主人の保険を見直すついでに一度見直しをした事もあったのですが
他社の保険会社の方からも
「これはこのまま続けた方がいい」と言われ…
それからはもう、脇目も振らずに契約を続けてきましたが
それでも40代後半に一度見直しをしました


というのは、やはり昔の保険なので
最近の医療事情と少しずれを感じていたことや
何より、医療保障が‶終身″ではなく‶80歳迄″だったのが
どこか気になっていたのです
自分の親を見ても80歳以降が一番医療費がかかっていますし;
高額医療制度だっていつまで続くか不安です;


そこで‶健康なうちに″…と
‶終身″で‶先進医療″などにもカバーした
別の医療保険に加入しておきました
大手でもネット保険はやはり割安で
40代でも思っていたより保険料の負担も少なかったので…
しかも選んだ保険は‶60歳から保険料が半額になる″
というのも魅力だったので
将来的にはこの保険一本にするつもりで決めました


つまり、払込後は消去法で‶確定年金へ移行″ということで
今回の答えは決まっていたようなものだったのです


が、…結局…
私はちょっと考えもあったりで、‶満了後は解約″することに決め
保険会社にもその旨返答をしたのもあり
満了日の3日後には満期金が振り込まれていたのですが…(早っ!)


昨日になって、保険会社から電話が…
どうやら保険会社の不手際で
満了前に‶中途解約″のような形で解約してしまったとの
お詫びの電話でした;(なるほど、それで振込みが早かったのね…と納得;)


まぁ、どちらにしても、あと2週間で満了だったわけで
結果的に、その間 幸いにも保険に係ることはなく
無事に過ごせたので、もういいのですが…


ただ…
20代半ばの頃からゴールを目指してずっと走り続けてきて
ゴールテープ直前で途中棄権のような形で終わってしまったことが
少々残念な出来事ではありました(泣)
出来れば、最後まで走り抜いてみたかったです…


35年間保管し続けた保険証券をしみじみ眺めると
契約時の旧姓がとても懐かしく感じ
ちょっと寂しい気持ちになります(泣)
当時の文字からは幼さすらにじみ出ていて
どこかあの頃の自分に‶いじらしさ″すら感じてしまいました;


でも…まぁ…
結局今回ゴールテープを切れなかったのは…
まだ先が続く‶リレー″だったのだと思うことにしましたv


20代半ばの私から渡された大事なバトンです
これからまた将来のために
上手く繋いで行けたらいいなと思っていますv


おまけ…

Daniel Powter - Best Of Me